市川・本八幡・亀戸を中心に活動する
パーソナルトレーナー米倉竜太です。
痩せたいと考えていても
ついお腹が空いて食べてしまう...
少しだけと思って食べ始めるとやめられず沢山食べてしまう...
という経験があるかと思います。
こんな時にほとんどの方が
自分はなんて意志が弱いんだ...
と落ち込んでしまいます。
しかし、本当に食欲は気持ちや気合いなどの意志の力だけで解決できるのでしょうか?
食欲はなぜおこるのか?
生き物は身体の機能を維持するために栄養を身体に取り込まなければ生きていく事ができません。
食欲がなければ何も食べず死んでしまいます。
当たり前ですが、食欲は生きていくための基本的な生体機能のひとつです。
そのため、ホルモンや中枢や神経伝達など様々な生理的な機能を統合して処理し
「何か食べたい!!」
という欲求が自然に起こります。
気持ちで何とかするという事は生命を維持していく機能に反して
ひたすら我慢する
という事でしかありません。
しかし、この生体機能のシステムを理解すれば食欲をある程度自分の行動によってコントロールしていく事ができます。
食欲が満たされるとは?
食事をするとレプチンというホルモンが脂肪から分泌され
満腹中枢を刺激して食べたいという欲求を抑えます。
痩せていくと脂肪が少なくなりレプチンの量が減ります。
そのため、満腹感が出るまでの食事量が増えます。
では、逆に太っている人ほどレプチンが多く分泌され食欲が抑えられるかというとある程度を超えてしまうと
残念ながら実はそうではありません…
必要以上に脂肪がつきレプチンが分泌されると抵抗性ができてしまいます。
結果として食欲が抑制され難くなりたくさん食べてしまうという現象が起こります。
何事も過剰になってしまうのは良い結果を招きません。
そうならないように食欲をできるだけコントロールしていくのが有効な手段になります。
食欲を抑えるのはどうしたらいいの?
では、どうすれば食欲を抑えやすいのかというと生体のシステムとして
美味しいと感じることは食事量を増進させ、
満腹感を感じることは食事量を増加させることを防ぎます。
この事から
満腹感を得られ、過剰に味覚を刺激しない食事方法
がダイエットを成功させる一つの鍵になります。
●タンパク質のバランスを多く
タンパク質は腹持ちが良いため、食べることにより全体の摂取量を減らすことが出来ます。
また、研究ではタンパク質の摂取が少ないとレプチンも少ないというデータもあります。
統計的にタンパク質は不足しがちな栄養素なので積極的に食べる事をオススメします。
●味付けは薄味
同じ料理でも塩分と油がおおく入っていると、美味しく感じる割合が上がり結果として食べる総量が多くなる傾向があります。
そのため、過剰な味付けを避けた薄味は食べる量を抑えてくれ痩身に役立ちます。
●食物繊維が豊富な食材を多く摂る
食物繊維が豊富な食材は、満腹感を満たしやすく食事の量を抑えることができます。
また、水分を多めに摂取する事でも同じような効果があります。
●よく噛んで食べなくていけない食事を選ぶ
レプチンの分泌まで時間かかるためよく噛むことによって時間がかかり、満腹感を呼び食欲を抑える効果があります。
また、噛むことは消化も助けるので健康にもよい食事の方法としてオススメできます。
●適切な睡眠時間を取る
適切な睡眠時間も短くなると満腹感を呼び起こすレプチンが減り、
逆に食べたいという食欲を刺激するグレリンというホルモン分泌が多くなります。
睡眠時間が足りないと食欲が出てしまい、結果的に太りやすくなります。
やはりバランスの良い食生活が大切
こうして整理していくと特別な行動はないという事が理解できるかと思います。
短期間での結果ばかりを求め過激なダイエットに飛び付くのは、
長期的にみると健康を損ねてしまい結局失敗する事になります。
適切なバランスと量の食事と整った生活ができれば自然と体も引き締まってきます。
そして、正しい方法を身に付ければ怪しい広告などに惑わされることはありません。
「たったこれだけで!!」
「短期間で劇的な!!」
などと言った、あまりにも美味しい話には必ず裏があると思って間違いありません。
正しい知識を身に付け
健康的にキレイな体になりたい!!
という方はご連絡ください。