市川・木場・亀戸を中心に活動する
パーソナルトレーナー米倉竜太です。
ダイエットの為の食事やサプリメントの質問は常に多くあります。
テレビや雑誌などでも
〇〇は、食べない方がいい!
✖️✖️は、どれだけ食べても大丈夫!
などいかにも効果がありそうに宣伝されているダイエットや健康食品についての特集や宣伝を見ますが基本的に的外れなものが殆どです…
話を面白くするために少ししか入っていない栄養素がとても有効なものであるかのように針小棒大に誇張され、それに特化しているかように目を引くうたい文句で宣伝されてます。
科学的根拠に基づく食情報を提供する消費者団体『Food Communication Compass』を設立してた松永和紀さんの著書の中にも
「この食品を食べればダイエットできる」という情報はたいていウソ。
と綴られています。
健康食品は科学的に根拠が薄いものが殆ど...
体の細胞は常に入れ替わりを繰り返しています。
何か一つ食べるものを変えて、体が急激に大きく変わるのであればそれは食品ではなく薬と認定されるでしょう。
特定保険用食品、いわゆる「トクホ」は、国が審査をして信頼性が高いと考えられていますが、認定された成分が実際に販売しているものの中に足りていない成分のごまかしや、健康に対して大きな効果が期待できる様な内容の広告表示について消費者庁から健康増進法(誇大表示禁止)違反で再発防止などの措置を勧告された誇大広告の例もあります。
結局は殆どの健康食品は人に対して有効性があるという科学的な根拠は薄く、効果があるとしても非常に微小というのが今の現実です。
薬の様な大きな効果がある食品やサプリメントは存在しません。
そんな大きな効果があると宣伝しているものがあれば誇大広告だと考えて間違いないでしょう。
劇的に体重を減らす食べ物はありません
栄養学の基礎を学んでいる方ならば、
「そんな簡単に大きな効果がでる食べ物があるわけないのに…」
と残念な気持ちになるぐらいで済みますが、本当に話を信じて買ってしまう場合には高いお金を払って効果がないものを買わされているので問題となります。
人間の体は様々な栄養はバランスの上で成り立っていて一部特定のもの大量に摂取したり、全く摂らなかったからといって痩せたり健康になる訳ではありません。
食事のバランスについて
厚生労働省・農林水産省が公開している
「食事バランスガイド」
は、全国約8万人に対して15年に渡る追跡調査をおこなった結果が論文をとしてまとめられ発表されています。
バランスガイドに近い食事をおこなった人たちは、死亡リスクが他の人たちよりも15%低いという結果が出ています。
本当に当たり前ですが
バランス良く食べて、適度に運動・休息を取る生活習慣があれば高価な健康食品などなくても食べる量や運動など調整することで健康的で引き締まった体を作りをすることは十分出来ます!!
反対に、
短期間で体重を大きく減らしたりする食事やダイエット方法は体に大きな負担をかけて無理をさせているということに他なりません。
派手で大きな効果、単一の食品をすごいものの様に宣伝しているダイエット・健康食品は購入する前に一度冷静になり考えてみてください。
それでも迷うようであれば、管理栄養士さんなど信頼できる情報をもっているプロに相談してみてください。
※食事のバランスガイドは、厚生労働省・農林水産省のサイトからダウンロード出来ます。