市川・本八幡・葛飾を中心に活動する
パーソナルトレーナー米倉竜太です。
体を引き締める目的で毎日体重数値を測り、数値管理されている方も多いかと思います。
しかし、体重数値にこだわりすぎるのも考えものです。
特に1〜2日ぐらいの短期間でのスパンでの変化にはこだわりすぎる必要はないでしょう。
短期間での変化にこだわらなくても良い理由
成人の身体の約60%は水分です。
例えば、朝と晩での体重数値の変化があった場合ほどんどは水分量(食事の重量や排泄による増減なども含む)によるものです。
運動して汗をかけば数百g減り、睡眠でも数百gから1リットルほど水分が体から減っていきます。
500mlのペットボトルの水を補給し飲み干せば500gほど体重が増えるでしょう。
運動時に水分の補給が少なく、発汗していれば数kg減少することも珍しくありません。
水分だけでどのぐらい体重が減るの?
イギリスのスポーツ科学者のロス・エジリーが行った実験では
11kg/1日も体重を減少しました…
もちろん、1日で脂肪や筋肉が何キロも減少するなんてことはありえません。
この実験では、自分自身の体から水分を徹底的に抜いていきました。
体重94.7kg⇨83.4kg -11.3kg
サウナスーツ着てサウナに入り汗をかいたり、塩分濃度の濃いお風呂に入ったり、水分をいろいろな方法で体内から水分を減少させていきました。
当然、医師に相談し行ったそうですが健康には非常に良くないでしょう…
そして、水分を補給すれば2時間ほどで元の体重に戻ったそうです。
長期的な変化を追うのが成功への近道
このように水分だけでも大きな数値変化が起こるので体重の変化は長期的に考えていく必要があります。
もちろん、毎日体重数値を測ることは悪いことではありません。
測定した数値を折れ線グラフなどで平均値が増えているのか減っているのか確認しながら、食事や運動のバランスを調整していくのが良いでしょう。
毎日の細かい変化に一喜一憂するのではなく日常での習慣を整えて、その結果が週や月間のスパンで考えていき体重数値の変化につながっているのかを確認するために数値を測っていきましょう。
参考:Sport expert loses almost 11 kilos in 24 hours
http://nz.lifestyle.yahoo.com/health/diet-nutrition/article/-/19924669/sport-expert-loses-almost-11-kilos-in-24-hours/