市川・本八幡・亀戸を中心に活動する
パーソナルトレーナー米倉竜太です。
以前のブログでもお話が出てきましたが、痩身・ダイエットに関しては未だに科学的な根拠が確認できないものが数多く存在し、それを本当に効果がある方法だと信じている方も沢山いらっしゃいます。
パーソナルトレーニングで体を変えたいと来ていただくお客様も例外ではありません。
先日トレーニングを始められた女性Eさんは、最初にカウンセリングした時のお話では
「私、低体温だから太りやすいの!!」
とおっしゃられていました。
以前にはエステに通われていて「低体温だから痩せにくいんですよ。」と言われ、その言葉を信じてエステに半年ほど通ったそうですが結果は、
変化なし!!
だったそうです…
お話の状況からすると以前エステでやっていた方法は、痩せるために効果的な取り組みではなかったと考えられます。
実際に低体温は、肥満に影響があり太りやすくなってしまうのでしょうか?
低体温の原因は??
まずは、低体温の原因を知ることが大切です。
女性の低体温の原因はホルモンバランスの乱れや栄養価の偏りや不足、生活習慣、ストレス、運動不足など様々なものがあります。
もちろん運動していても低体温の方もいらっしゃいますので、そういう場合は食事のバランスやストレス、生活習慣を見なおしてみる必要があります。
単に体を揉んだり、温めたりするだけでは低体温になる原因を解消する事にはならないですし、それによって脂肪が減り痩せる訳でもありません。
低体温と肥満の関係
次は、肥満と低体温の関係性はどうなんでしょうか?
体温と肥満の関係性については諸説ありますが、
「Core body temperature in obesity」
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3076651/
という研究発表では、肥満の方と肥満でない方の体幹の温度に大きな差はなく結論として
「一般的に体幹体温に肥満との関係は見られない」
という結果が発表されています。
低体温と肥満が全く関係がない!!
と、この結論だけで言えませんが低体温の方が肥満になりやすいという訳ではない様です。
それよりも
ホルモンバランスの乱れや栄養価の偏りや不足、乱れた食生活、習慣、ストレス、運動不足の方が肥満にとってはるかに大きな影響与えると考えられます。
体作りは基本を地道に続けて行うことが大切
体型が変化するのは、毎日の行動の結果でしかありません。
何か一つを闇雲に追いかけるダイエット(〇〇だけダイエット、✖️✖️抜きダイエットなど)で我慢して食べたいもの抜いたり、何か体に良さそうなものを大量に摂取したりすることが根本的な解決にはなりません。
そして、そんな方法を長く続けることは体にとっても大きな負担になり良い状況とは言えません。
体作りは、基本的な
食事・運動・睡眠などの休養のバランスを整えること
が最重要課題であり上手に継続できるようバランスを取ればリバウンドも恐れることはないでしょう。
そのためには、自分自身の生活習慣を知り見直す必要があります。
何が問題で、何ができて、何ができないのかを考えて取り組めば良い対策が見つかります。
方法論に頼るのではなく自分自身と向き合うことがまずは大切です。
自分の事を見つめ直してもどうしていいのか分からないという方は、ご相談ください。