西馬込・市川・
炭水化物を食べる量を制限する
低炭水化物食には色々な意見を
お持ちの方がいらっしゃいます。
何が正しいのかは専門の研究者では
ないので言及しませんが、
今回の話は科学的に研究されたデータでは、
現在こうなっていますというものを
お伝えして行きます。
大規模研究では、寿命が縮まる。
25年間のアメリカ人15000人追跡調査によると糖質制限は、
寿命が縮まる…
という結果になっています。
糖質制限によって炭水化物の摂取が減り、
肉の摂取が増えたことが寿命を縮める原因だろうということです。
具体的な割合では食事での炭水化物の割合が
通常の40~70%に対して
糖質を制限し炭水化物の摂取が
30~40%になると寿命が
2~3年短くなるそうです。
逆に糖質制限すべきだという理由でよく言われる、
「糖質の摂取が寿命を縮める!!」
いう事を人を対象にして研究された科学的な根拠が
示されている論文はないそうです。
食事のスタイルは様々。
今までの人類の歴史的な食生活をみても一概には言えません。
長寿として有名だった沖縄は85%が炭水化物という割合で
総カロリーの95%程が炭水化物の民族もいるそうです。
しかし、糖尿病や動脈硬化・肥満などが
問題に無かったそうです。
逆に低炭水化物の食生活(イヌイットなど
炭水化物摂取が食事全体の20%より低い)
も健康だったという事です。
そのため1栄養素の摂取が云々というよりも
生活スタイルの中で相対的なバランスの方が
はるかに健康的な食事やアンチエイジングに
関与していると考えられます。
炭水化物を減らすデメリット
低炭水化物にすることでのデメリットは、
腸内環境の悪化・甲状腺機能の低下などが挙げられます。
また、マウスの実験ですが炭水化物制限食のマウスは、
生存率の低下と皮膚の老化がみられる結果となりました。
https://link.springer.com/article/10.1007/s10522-018-9777-1
巷で考えられている
炭水化物を減らすとアンチエイジングや
寿命を伸ばす!!
と言った事とは全く逆の結果です!!
やっぱりバランスが大切!!
結論として炭水化物の悪いという事ではなく、
もっと大きな問題が他にある
(根本的に食べ過ぎ、加工食品や精製糖の摂取)
というのが現状での科学的根拠のある問題
なのではないかと考えています。
偏った食生活や考え方は
体に良くない…
というのが現状での結論ではないのでしょうか。
何かたった一つ変えただけで
全体のバランスが整って
大きく良い方向へ変わる事は
残念ながら殆どないでしょう…
生きている以上は、様々な要素が複雑に絡まり合った
結果が体に現れています。
繰り返しになりますが、センセーショナルな
謳い文句に(これをするだけで痩せる!!
これを食べると若返る!!など)
騙されない様に気をつけてください。
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