市川・西馬込・
今回の中身というのは
性格などの話ではありません。
人間の腸内には
マイクロバイオータ呼ばれる
腸内細菌群、細菌の集まりがあります。
その細菌のお話です。
その数は100〜1000兆と
言われていてこの細菌群はヒト遺伝子の
100倍の遺伝子情報を持っていて
人間が生きていくための機能を
助けてくれています。
今回は体の中にいる
見えない共存者についてです。
![腸](/sites/katachi/files/inline-images/acbd1f74aae3532b96ec79667dbc9bde_s_2.jpg)
どんな役割がある?
この細菌群がうまく機能しなかったり
多様性が低くなると
免疫力の低下が起こり病気になる
確率が高くなります。
また、この体内にいる微生物たちが
感情や行動、病気などにも
大きな影響を与えている事が
科学的にも分かっています。
例えば、セロトニンという
幸福感を調整する神経伝達物質
の体内濃度には腸内細菌の状態が
大きな影響を与えています。
かなり大雑把な説明ですが
腸内の状態がよければ
幸せを感じやすい状態になる
気分も晴れやかになる
という事です。
この様に体の中にいる
見えない菌たちがが
人の気分や行動に変化を
健康に大きく関係しています。
ある実験ではヨーグルトを1日2回、
一か月間食べるだけで脳の活動パターンが
測定可能なほど変化するというものがあります。
腸内の状態は、脳の状態にも
大きな影響を与えています。
![晴れやか](/sites/katachi/files/inline-images/gatag-00004315_1.jpg)
腸内細菌を良くするにはどうすればいいの?
では、腸内の細菌群の
状態をどうやって良くするの??
という疑問があります。
それには、まず第一に食事です。
腸内細菌の餌になるのは
食物繊維などです。
腸内細菌の働きを正常化するために
必須のものとなります。
食物繊維は、人間が消化できないのですが
腸内細菌は食物繊維を分解でき、餌にします。
健康のために野菜を食べるましょうと
いうのはこのためです。
食物繊維が足りなくなると
腸内細菌群は、腸壁を餌として食べはじめます。
腸壁が薄くなってしまうと
本来は、通過できない体に悪影響のある
菌などが体内に侵入してきてしまいます。
結果、害があるものが体の内部に侵入される機会が
増え、病気などにかかりやすくなります。
この様に
食事の質は、腸内細菌群の状態に
大きな影響を及ぼします。
![食べ物](/sites/katachi/files/inline-images/03ec21cfce4c8c7af44b72c8a2d3a823_s_1.jpg)
大切なのは食べ物だけじゃない!
もちろん食べる物の質だけでなく
運動が腸内環境に良いのも
間違いありません。
運動することで
腸のぜん動運動機能を助け
消化吸収のスピードを
正常化してくれます。
消化のスピードは、
早すぎると栄養を吸収できず
細菌群も餌を食べることができません。
遅すぎると消化したものの腐敗が進み
毒素が発生したり、不要なものまで
吸収してしまう恐れがあります。
栄養を適切に吸収するためには
運動も大切な要素になります。
![走る](/sites/katachi/files/inline-images/lgf01a201305161500_2.jpg)
結局バランスが大事!!
繰り返しになりますが
心身共に健康な状態を保つために適度な運動と
バランスの良い食事は必須となります。
健康な状態の腸内細菌環境を
整えるためにも適切な食事や
運動が鍵になります。
腸内細菌の多様性がある人の方が
痩せていて健康的だという
データもあります。
中身も外見も整えるには
食事と運動が最重要事項となるので
食事で内側から
体を鍛えて外側からも
健康で年齢に負けない
体を作りましょう!!
![健康](/sites/katachi/files/inline-images/gahag-0115114572-1.jpg)