姿勢を良くするお話し

Posted 7 years ago

市川・本八幡・亀戸を中心に活動する

パーソナルトレーナー米倉竜太です。

 

 

最近トレーニングを開始された方で

 

姿勢をよくしたい

 

というご希望の方がいらっしゃいました。

 

 

その方は、猫背気味の姿勢が気になり過去に他のパーソナルジムにも通わていたそうです。

 

そこで、トレーニングやストレッチをしてその時には一時的に少し姿勢がよくなったのですが、次のトレーニングまでには戻ってしまいそれを繰り返し、結果的に根本的に良くなることは無かったそうです。

 

 

 

筋トレやストレッチを頑張っても姿勢が良くならない...

 

 

という方は、多くいらっしゃるかと思います。

 

現代ではパソコンやスマートフォン・タブレットなどを使用し、背中が丸まり姿勢が崩れてしまいやすい生活を送っている方がほとんどです。

 

 

 

姿勢

 

 

そんな生活の中で、何も姿勢を綺麗に保つこと行動をしないままに良いを維持し続けるのは不可能と言ってもよいでしょう。

 

 

 

そして姿勢の悪さは、見た目の印象にも大きく影響します。

 

 

崩れた姿勢が整うだけでも痩せてスラッとした印象に変わる方もいます。

 

 

姿勢を改善することはボディメイクでも大きなメリットがありますが、しかし間違った方法で改善に取り組んでしまい改善していない場合もよく見られます。

 

 

 

筋トレやストレッチで姿勢が改善できるのか?

 

筋トレやストレッチ、マッサージなどで一時的な筋緊張を抑制したり、骨格にアプローチして姿勢を矯正していくという話しはよくありますが実際には

 

 

根本的な姿勢改善とはなりません...

 

 

ストレッチ

 

 

 

気持ちがよかったり循環が改善されたり一時的に姿勢がよくなったと感じても、この様な方法だけでは持続性は無くまたすぐに戻ってしまいます。

 

 

姿勢が何によってコントロールされているのかを知れば、なぜこの様な方法で

 

 

頑張っても姿勢がなぜ変わらないのか?

 

 

を理解できるかと思います。

 

 

次では姿勢がどの様にしてコントロールされているのかを考えて行きましょう。

 

 

姿勢は、無意識にコントロールされている

 

まず、姿勢をいつも意識的に

 

胸を張って、腰に力を入れて、顎を引いて...

 

なんて筋肉に力を入れることを考えて過ごしている方はいませんよね。

 

ということは姿勢は

 

 

無意識にコントロールされています。

 

 

姿勢は呼吸と同じく普段は無意識下で感覚的に制御されます。

 

内側運動制御系(神経経路群の総称)によって姿勢がコントロールされています。

 

それは脳の機能中でも古くからある反射などと同じで、意識的にこんな姿勢になろうと決めている訳ではなく外界からの刺激などの感覚入力に反応して起こります。

 

その為、意識的にコントロールされている訳ではなく、感覚入力や自律神経・感情の影響を大きく受けた結果に反応して自分の意思でなく変化していきます。

 

 

姿勢を作る感覚とは?

 

無意識だからといって、どうにも出来ないという事ではありません。

 

感覚をアプローチするトレーニングを行うことにより改善することが可能となります。

 

 

姿勢改善ついて人間の7つある感覚の中のでも「触覚」「平衡感覚」「視覚」「固有覚」は、姿勢や身体感覚を感じるための感覚機能であり重要なポイントになります。

 

 

これらの感覚入力などを処理した結果として姿勢が作られていきます。

 

 

 

 

「触覚」は、触れているものの圧力を感じます。

 

この感覚がないと

 

「どのくらいの力を入れて良いのか?」

 

加減がわからなくないと、必要以上に過剰な力を発揮してしまい力みやコリの原因となり、結果として姿勢異常の原因となりやすい感覚です。

 

運動コントロールとも密接な関係性があり、繊細なコントロール(力加減)は触覚が適切に働いていなければ出来ません。

 

 

 

「平衡感覚」は、体の傾きや動きを感知します。

 

「動き(上下・前後・回転)を感知し自分がどの方向に向いているかを感じる」

 

器官のなり、この感覚が働いていないと自分がどこを向いているのか分からずめまいやフラフラしてしまったりまっすぐ立っていることが困難になる場合もあります。

 

通常は、触覚や視覚情報などを総合して受けて身体がどのような状態なのか判断し感知していきます。

 

この感覚も正常に働いていないと力みや緊張が強く出ます。

 

 

 

 

「視覚」

 

「見えている情報から自分の身体がどちらにむているのか?どうなっているのか?」

 

を確認し、どこにどれだけ力を入れるのが良いのかという基準を固有覚などと協調して判断していきます。

 

視覚情報は身体の状態を把握するためのサポートにもなります。

 

自分一人でも鏡で見て姿勢を確認するのは簡単ですが、視覚的な入力がなく姿勢を自分自身で確認するのは困難になります。

 

 

 

「固有覚」は、

 

○位置覚(関節の角度や身体各部分がどの位置にあるのか)

 

○運動覚(加速や動きの方向などどんな運動をしているのか)

 

○抵抗覚(身体にどんな抵抗が加わっているのか)

 

○重量覚(ものを持った時などの重さを感じる)

 

 

をなどを筋により感知します。

 

 

 

これらの感覚情報をその他の情報と総合して自分の姿勢や動きをコントロールしています。

 

 

という事は、感覚による情報から各部位の筋肉の緊張の高めたり緩めたりしながら姿勢をコントロールしているので、

 

 

感覚を適正化して正しい姿勢を認識させるのが姿勢改善の第一歩になります。

 

 

筋トレで姿勢を力で引き戻そうとしたり、ストレッチをして縮んでいる筋を伸ばして一時的に姿勢が良くなっても感覚が間違った状態を普段の姿勢だと感じているなら、その状態から脱しなければ自然に元に戻ってしまいます。

 

 

例えば猫背の人が意識してお腹の筋肉に力を入れて、わざわざ背中を伸ばして丸まっている訳ではありません。

 

無意識に脊中が丸まる要因があって姿勢バランスが変化して、その結果として姿勢が丸まり猫背になります。

 

それに対して、ストレッチやマッサージで緊張している筋肉を緩めたとしても根本的な要因を解決している訳ではないので、また元に戻ってしまいます。

 

 

トレーニング

 

 

見えないけれども役割がある

 

姿勢を制御する感覚が上手く働いていない状況では、無意識でも筋肉の緊張が高くなります。

 

この様な状態が続くと結果的に体が曲がって、脊中が丸まり首が前側に移動してしまったり姿勢が悪くなります。

 

 

結果、感覚が何かの要因で阻害されると筋肉の緊張が高くなったり、身体の姿勢が崩れ動きが固くなってしまったり姿勢や呼吸、動きに大きな影響があります。

 

 

姿勢は、感覚や感情の結果が総合して身体に現れたものです。

 

 

 

感覚機能が姿勢にとっても大切だというのは片足立ちになる実験ですぐに感じることができます。

 

普通に片足立ちするのと足の裏に小石など小さなものを踏んでいる状態で片足立ちするのでは筋肉の緊張やバランスをとる感覚が全く違うものになってしまいます。

 

足の裏の触覚が身体に大きな影響を及ぼすことがどなたでもすぐに実感出来るかと思います。

 

そのため、

 

感覚もメンテナンスを行い常に正常に働く様に整えていかなければ、姿勢や呼吸、動きは悪くなります。

 

 

感覚が適正でない状態ではトレーニングなどの効果を効率よく得ることはできません。

 

 

 

この様な理由で、姿勢を変える事は無意識的に感じている

 

 

感覚から鍛えていく必要があります。

 

 

 

感覚なんてどうやって鍛えるの?

 

感覚を鍛えるなんてどうすればいいんだ???

 

 

と考える方も多いかと思いますがもちろん鍛える方法があり科学的な根拠もあります。

 

 

感覚が衰えていく一番の原因は、大人も子供も運動の種類・量・質などが少ない・減っていってしまう事が問題となります。

 

 

結果として身体感覚は刺激されない為に徐々に機能が低下していき、結果として姿勢が悪くなっても戻すことができない状態になってしまいます。

 

そこで、

 

多様性のある様々な運動や問題がある感覚を使って刺激するトレーニングを行うことで感覚を再教育・強化していき結果的に姿勢を改善してく事が可能になります。

 

 

普段から積極的に運動や活動をおこない、様々な刺激を身体に入れて行くことがは姿勢を悪くさせない予防につながります。

 

 

そして、姿勢が崩れてしまった場合には感覚に問題がないのか?確認し適正化することが改善の近道になります。

 

 

 

 

 

そんな事言われても運動する時間もなく

 

○姿勢が悪いが自分ではどうするのがよいのか分からない…

 

○現在行っている方法で効果が出ない…

 

○感覚なんて鍛え方がわからない…

 

 

という様にお困りの場合には一度ご相談ください。