市川・本八幡・葛飾を中心に活動する
パーソナルトレーナー米倉竜太です。
疲労を細胞レベルで回復させる方法は「睡眠」です。
忙しい時などに一番最初に削られやすい時間ですが、身体にとても大切な時間になります。
特に身体作りでトレーニングを行っていれば尚更必要であり重要な時間です。
疲労とは体の中で何が起こっているのか?
疲れのおおもとと言われるのは「活性酸素」です。
活性酸素が細胞を錆びさせ、傷つけたり、老化を促進させる物質です。
そして、酸化して傷ついた細胞から発生する老廃物から誘発されるのが東京慈恵会医科大学の近藤一博教授の研究により疲労の原因として発表された物質
「疲労因子FF(Fatigue Factorファティーグ ファクター)」
と呼ばれる疲労のシグナルとなるたんぱく質の一種です。
肉体的な疲れだけでなく精神的な疲労でも、この疲労因子FFが体内で増えます。
このFFが増えると脳に対して疲れたと信号を送り、それが疲労感となります。
疲労のシステムは、筋肉でも内臓でも神経・脳でも同じ仕組みで発現してきます。
疲労因子が増大すると、それに反応して疲労を回復させるための
「疲労回復因子FR(Fatigue Recovery Factorファティーグ リカバリー ファクター)」
が表れます。
この疲労回復因子が疲労因子を中和することで細胞の修復を促進させます。
体の中では疲労因子と疲労回復因子が常に働いていて,
そのバランスにより身体が疲労していくのか、回復していくのかが決まります。
疲労回復物質FRの反応性が良い人は回復力があり、反応性が悪い人は疲れがなかなか抜けないということになります。
疲労回復因子を増やすには?
昼間は、活動してるため活性酸素が多く発生します。
そのため、疲労回復因子FRは活性酸素の多い昼間では細胞の修復が十分に追いつきません…
眠っている時は、活動時ほど活性酸素は発生しないので疲労回復因子は細胞の修復を行うことができます。
また、疲労を回復させるFRを増やすには適度な運動・副交感神経が優位になるリラックス時などに増加します。
鳥の胸肉などに多く含まれる、イミダペプチドまたはイミダゾールジペプチドと呼ばれる、カルノシン・アンセリン・バレニンなどのイミダゾール基を含むアミノ酸結合体の総称を食べると抗疲労になると言われます。
身体を回復させるためには、適切な睡眠を
体を回復させないとせっかく良い食事やトレーニングを行っても身体のためになることをしたとしても睡眠の質が悪い場合や時間が短く足りない場合には体を修復することができないので結果としてどんどん疲弊して行ってしまいます。
このため睡眠の時間と質が、身体作りを行う上で食事と運動と同じく必須の項目の一つになります。
睡眠時間の確保と質の向上にも取り組みながら身体作りを行ってみてください!!