短期的なダイエットの体重減少について

Posted 7 years ago

市川・本八幡・亀戸を中心に活動する

パーソナルトレーナー米倉竜太です。

食事を改善して痩せたいと考えた時に糖質制限を実行しているという方が多くいらっしゃいます。

 

多くの方がやってみようと考えるその理由の一つに

 

 

「体重が短期間で大きく減りやすい!!」

 

という点があります。

体重数値の変化が派手に見えてやりたくなる気持ちも十分理解できます。

しかし、糖質制限を推奨してる方の中には(トレーナーも含む)本質を理解せずに表面上の数値に囚われている方がほとんどです。

 

 

脂肪

 

短期的な数値では何が減る?

糖質制限する事で数週間のうちに体重が大きく落ちることがあります。

しかし、大きく減った体重の内容まではほとんど場合詳しく吟味されていないのが現実です…

 

そのため大きく減少した体重のほとんどが

 

水分となります。

 

糖質制限する事に脂肪が優先的に減らされるなんて都合のいい話はありません。

糖質が制限される事により体内にエネルギーとして蓄えられているグリコーゲンがまず減っていきます。

グリコーゲン1gに対して水分が3g結合してると言われていますので、そのため通常の一般の方であれば300gほどのグリコーゲンが蓄えられているという事ですからグリコーゲンと水分が抜けるだけでも約1.5kgほどは簡単に体重が落ちます。

 

しかし、痩せたい方が本当に減らしたいのは水分ではないはずです。

 

グリコーゲンと水分を減らしても糖質制限をやめて普通に食べればグリコーゲンが貯蔵され水分も戻って戻って来るのですぐに体重も戻ってきてしまいます。

 

水

 

 


減らしたいのは脂肪

糖質制限食が、脂肪減少に対して他の食事療法よりも優れているという科学的な根拠はありません。

基本的には、糖質を制限しても脂質を制限しても長期的な体重数値減少効果の優劣はありません。

 

糖質制限の方が優れていて効果がある!!

 

と言っている方は、イメージに惑わされて本質を理解していません。

 

グラフ

 

 

急激な体重変化はリスクがある

どんな方法であれ急激な体重変化を求めるのは、生命維持に関わる栄養が大きく減らされるため脂肪だけなく筋肉や内臓などの生体機能を保つための細胞まで減らしてしまう可能性があります。

そのために体調不良が起こったり、骨が脆くなったり、表面上には見えにくい体の中まで消耗していってしまいます。

 

私は、短期的な方法はオススメしていませんし、短期的な効果を求める方はお断りさせて頂いております。

理由は、以前のBlogでもお伝えしているようにデメリットの方がはるかに大きくなるからです。

 

詳しくは「短期間で痩せたいを!!」をご参照ください。

http://katachi-trainer.com/blog/221

 

食事のバランスが、食べる総量がコントロールできていればどんな方法でも結果はついてきます。

また個人により必要な栄養の傾向や好みなども全く違うので一概に、

 

この方法で誰でも大きな効果がある!!

 

なんてことはありません。

 

日々の地道な積み重ねが自分を変えていきます。

 

自分に適した体作りを学びたい方は是非ご相談ください。