市川・本八幡・葛飾を中心に活動する
パーソナルトレーナー米倉竜太です。
最近パーソナルトレーニングを始めた方の悩みで
「運動するとお腹が空いちゃって食欲が…」
というお話がありました。
この方は運動するとお腹が空くので食べてしまい体重が増えているのが悩みだとの事でした。
では、この場合は運動が問題だったのかというとそうでは無い可能性の方が高いと思います。
なぜかというと科学的には、運動することで食欲は亢進しないという研究結果がいくつか出ています。
いくつかの論文を要約すると
食事の摂取を減らして空腹状態になると食欲は高まるが、
運動をすることでは食欲は高まらなかった。
という結果が出ています。
あくまでエビデンス上の話しですが、この場合は運動ではなく食事量の減少による食欲増進が引き金でお腹が空いたと感じ、食事量が戻ってしまった可能性が高いと考えられます。
トレーニングすることはエネルギー収支の面でも積極的に行うべきだと考える方が妥当でしょう。
このお客様には、食事の量・内容・食事時間などを見直してアドバイスを行いました。
食べる内容はカロリーが高く消化ものを好んで食べていたため工夫して量は同量ぐらい食べるがカロリー摂取は抑え目で腹持ちの良い食事に、晩御飯時にも空腹感から大量に食べてしまうので夜は食べるものと量を固定化して過剰摂取を防止。
これらの取り組みがうまくいき、その後は順調に1ヶ月でー2kg脂肪量を減少させることが出来ました。
理論だけではもちろんうまくいかないですが、過去のお客様のトレーニングレコードデータから参考になる例などと照らし合わせるて科学的根拠を基に軌道修正していけば大きく方向が外れることはありません。
食欲も一つの生きていくための生理的な現象の一つでありますが何らかの要因により過剰に働いてしまったり、減退してしまったりします。
その根本にあるものが特定できないとその場だけの対処法になってしまいますのでご注意ください。