第4回 減量時の筋力トレーニングの価値は?!(後編)

Posted 8 years ago

今回は、減量時の筋力トレーニングをするメリットのお話です。



まず、一つ目が



「スタイルアップ」


スタイルをより良く魅せるのに役立ちます。


骨格は変える事出来ませんし、


部分的に脂肪を減らして局所的に痩せる事は出来ません。


(脂肪が減る時は、全体的に減り全体的に増えます。ただし脂肪が

付きやすい部分と付きにくい部分があります。)





筋力トレーニングで鍛える箇所や方法を吟味しトレーニングする事により

出て欲しい箇所を強調して


細く見せたい部分との差を付けていく事により


身体のラインにメリハリを付けていきます。



鍛えて行く事で体重数値の変化が少なくとも


女性は、身体のラインを綺麗に

男性は、鍛えられた引き締まったカッコ良い身体作りに役立ちます。






また、食事療法のみで減量する時のひとつ問題点として減量時には

脂肪と筋肉が減少していってしまうという点があります。


LBMLean Body Mass)除脂肪体重を出来るだけ維持しつつ減量する事が

出来れば体脂肪の減少割合を高め体脂肪率をより多く減らす事が出来ます。

同じ体重であればもちろん体脂肪率が低い方が身体は引き締まり、

たるみの防止にも役立ちます。




しかし、食事療法のみで体重減少させていくと

体脂肪が減少するに伴い筋肉量も大きく減少します。

この場合、減量の目標数値を達成したとしても生活スタイルが減量時の前に戻ると

ダイエットで失われた体重を取り戻すために身体は体脂肪を

貯蓄し易い状態になります。

そして、失われた体重数値分を取り戻すまで身体は体脂肪を蓄積しやすい状態が

続きます...

太りやすい身体になってしまう可能性があり、リバウンドの要因になります。







二つ目は、



「健康維持」



アメリカのスポーツ医学団体ACSM


減量に対する適切な運動についての発表の中では、

「筋力トレーニングは、慢性疾患のリスクを軽減させ健康促進に良い」


と記載されており

様々な研究からも健康維持・疾患リスクを減少させるという効果に対しての


異論は無いかと思います。





また、活発な運動が1日を通して食事に対する欲求を弱め、


食欲を抑えるためエネルギー摂取量を減少させる効果も見込めます。



 そして、極端な食事療法は摂食障害・神経系疾患リスクを高め

健康を害する危険性が高い事も明らかです。




何事もバランスが大切であり、また個々の状況により適した方法は皆異なりますが

現在痩せる事に関しては高い需要があり

誇大広告で注目を集める方法が存在します。

それは、間違った考えを一般に広げるだけでなく

健康を害するような方法も正しいかのように宣伝されているのも

多数見られるのが事実です。






「これすれば、何を食べても構いません!!」



「食事制限や運動は一切必要ありません!!!」







などといった方法には科学的根拠が無く、信憑性はありません。



減量したい時には、





摂取カロリー<消費カロリー





の図式をいかにして健康リスクを高めずに作り出していくかが問題です。



センセーショナルな謳い文句には、ご注意ください。