市川・本八幡・葛飾を中心に活動する
パーソナルトレーナー米倉竜太です。
熊は、冬眠した後は体重が2/3ほどに減少するそうです。
冬眠の間は活動がほとんどない状態ですが全く何も食べないので体重がどんどん減っていきます。
これを人間に応用したダイエットが…
もちろんありません。
楽して痩せる方法は無いということは、何度も説明しています。
もちろん寝ているだけで痩せるなんてことはありません。
冬眠のように100日近く全く活動をせずに何も食べないのも楽なんてことはありませんが…
もちろん適度な睡眠が健康には必要だということは皆さんも分かっているかと思います。
そして、科学的にも
「睡眠が短いと肥満につながる」
という研究が出ています。
American Journal of Clinical Nutritionに掲載された
「Short sleep duration increases energy intakes but does not change energy expenditure in normal-weight individuals」(標準体重の人は睡眠時間を短くすると摂取するエネルギーは増加するが消費するエネルギー量は変化しない)
という記事ではタイトルの通り、
睡眠不足ではエネルギー摂取量が増えるのに消費量が増えないので太るというものです。
その理由としては、
Mailman School of Public HealtのDr Stephen Heymsfield教授の
睡眠と肥満の研究のコメントとして
睡眠が短いと物理的に起きている時間が増えるため単純に
「長く起きているとお腹が空いて食べてしまう」
という点と内分泌系の問題から
「睡眠不足は、レプチン(※1)の分泌を低下させグレリン(※2)の分泌を高める」
という説明がわかりやすいでしょう。
※1レプチン・・・脂肪細胞から分泌され、脳の視床下部にある満腹中枢を刺激してお腹一杯であるとシグナルを送る食欲を抑える役割のホルモン
※2グレリン・・・胃から分泌され脳の視床下部にある食欲中枢を刺激してエネルギーの摂取を促進させるために食欲を増大させるホルモン
これらのことからも適度な眠りが健やかで引き締まった身体作りの助けになるということが分かります。
(あくまでも補助的な要因としてです。睡眠がしっかり取れていても食べ過ぎれば太ります。)
食事と運動と休息のバランスを科学的に証明された正しい方法で行えば、
結果を出すことができるのは間違えないでしょう!!
インパクトのある広告に目を惹かれて闇雲に流行りのダイエット方法に飛びつくよりも
地道に自分の日常生活を見直していくだけでも大きな変化があります。
もし、
どうしていいのか分らない…
正しい方法かどうか自分で判断できない…
自己流で変わらなかった…
という場合はご相談ください。