市川・本八幡・葛飾を中心に活動する
パーソナルトレーナー米倉竜太です。
トレーニングセッションで伺っている
ジムで冷え症(冷え性)だという方が
「職場の温度が寒いので
手足が冷えて辛い…」
ということで何か良い改善方法がないとかと
相談されました。
まずは「冷え」と呼ばれるものが
どんなものなのかを知る必要があります。
冷え症(冷え性)は現代の生活習慣により
出てきた症状でエアコンなど気候に
逆らった状況と実際の気温の差から
生まれたものだと考えられています。
では、
「冷え性」と「冷え症」
に違いはあるのでしょう?
西洋医学では、
冷え性・・・体質の一種であり
病気とは違うものと考えられています。
しかし、冷え性から誘発される病気が
あるので注意が必要です。
東洋医学では
冷え症・・・疾患の一つで様々な体の
不調を起こすと考えられており
体質改善が求められます。
基本的に、現在おおよそ同じ意味で使用され
生活習慣の改善が求められます。
人間の体は体温を常に37.0℃付近に
保つために季節や環境に応じて熱を
生産しています。
体内の熱産生の約6割は骨格筋、2割は肝臓が
大きな割合を占めていて身体的な活動でも
体温が上がります。
他には食事を摂取時にも
食事誘発性熱産生というものがあり体温が
上昇します。
通常の食事では摂取エネルギーの約10%ほどが
熱になり体を温めます。
この場合の熱産生でも筋肉量や内臓の状態に
大きく影響されます。
そのため運動不足や不摂生な食生活は、
冷えを助長する事になります。
この様なから根本的な原因としては、
1.運動不足などで筋肉が衰え事に
よる基礎代謝の低下と熱生産の低下
2.エアコンやストレスなどによる
自律神経の乱れにからくる
体温調節機能の低下
3. 血流循環の低下(筋肉量低下・
生活習慣・自律神経・食事などの
影響)
などが挙げられます。
運動は冷えに対して改善を促すための
良い方法の一つでしょう。
有酸素運動では、血管の柔軟性の改善が
期待できます。
筋力トレーニングでは、
筋肉量の増やし熱生産を高めることができ
加圧トレーニングでは、
上記の両方の効果が期待できます。
また、運動全般でストレスの緩和・
自律神経の正常化の効果を望めます。
もちろん、食事の内容や量の適正化・
適切な睡眠なども必要になりますが
まずは、自分自身の冷えの原因が
どこから来ているのかを知り
適切な対策を選択をするのが良いでしょう。
必要以上に体脂肪率を低下させるのも
外気温の影響を受けやすくなるので
冷えにつながる可能性が高くなります。
見た目と健康は相反する点もあるので
ご注意ください。